展覧会

《松島 瑞巌寺と伊達政宗展》 展示室7 その②

 ええ、今回こそ、今回で最終にしたいと思います。

 

またしても伊達政宗の書に酔いしれました《道の記》。

和歌や道中で詠んだ和歌をまとめた紀行文だそうです。

 

>金銀泥で花鳥山水が描かれた華麗な料紙に、近衛流の流麗な

>筆致で墨書き

されたものだそうで。

 

ミュージアムショップで《道の記》絵はがき(部分)を購入するほど

美しいなぁ、と惚れぼれ見ておりました。

 

近衛流というのは、慶長(1596~1615)のころ、近衛信尹(このえのぶただ)に

始まる和様書道の一流派。書風は力強く豪快。三藐院(さんみゃくいん)流。

 と、大辞泉に書いてありました。

字を見て流派が分かるというのもすごいなぁ。

私なんて、明朝体とゴシック体ぐらいしか判別付かないのに。

って、それはフォントの話だけど。

 

 

 《近衛信尋書状 伊達政宗宛 むさし野云々》

こちらは政宗宛に書かれた手紙で、香木について語られているそうです。

 

近衛さんが香木「むさし野」を試し聞きして、近年無類の香であると絶賛、

「ただ私たちが少し頂くのはいいんじゃなかろうか」と政宗に対して打ち解けた

感じの内容だそうです。

 

今で表現するなら、 少しなら貰ってもいいんじゃね?www みたいな?

(くだけすぎ)

 

政宗は香道についても造詣が深く、都の貴族とも互角に渡り合えたとか。

カッコいい。書道もできて、和歌も詠めて、お茶もやって、香道も。

文化度の高さは当時の武将のなかでも群を抜いていたようである、と。

 

武力だけでなく、知力でも戦わなくちゃいけない武将たち。

大変だったろうなぁ。しみじみ。

 

そして、昨年10月に発見されたという伊達政宗筆《梅小禽図》。

 

www.kahoku.co.jp

 

 箱書には「梅ニ雀」とあるそうですが、ミヤマホオジロではないか

という指摘があるそうです。

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確かに、確かに。喉の下の黄色い部分とか。頭の部分とか。

そうですか、そうですか。絵まで描けちゃうんですね。

 

 

《 伊達政宗甲冑倚像(かっちゅういぞう)》は政宗の17回忌に、正室陽徳院(愛姫)の

発願で、2代藩主忠宗が作らせた等身大の木造甲冑像だそうで。

文禄2年(1593)朝鮮出兵の姿といわれ、遺言により右目が開いている、と。

ほぼ等身大ということで、当時としては標準的な体型だったのか、とか

その辺は分からないのですが。

個人的な感想としては、そんなに体格が大きい感じではないようにも見えました。

 

こんな時、そしてどんな時もWikipedia!ってことで調べてみました。

伊達政宗

>遺骨の学術的調査から身長は159.4cm(当時の平均的身長)であることや、

ふむふむ、平均的身長。私と同じぐらいの身長だったのかぁ。

 

>遺骸毛髪から血液がB型であることが判明した。

ほー、血液型まで判明していたんですね。

 

 

今回の展示では、瑞巌寺仙台市博物館から多数展示品が来ているなぁ、と

思いましたら。

伊達政宗に関する遺品や歴史資料は『伊達家寄贈文化財』としてまとまって

保管されているそうで。

散逸せずにまとまって見られるというのは、とても貴重なことだなぁと。

 

 

10/10までの展示だった《菊花図屏風 詩歌伊達政宗筆》は新古今和歌集

和漢朗詠集などから和歌を選び、政宗自ら散らし書きしたとか。

一夢、三生という漢字があったような気がするのですが、はて何の和歌なのかは

さっぱり分からない残念な私。

 

 

《扇面図屏風(旧仙台城本丸大広間障壁画)》は、仙台城大広間の裏の部屋である

「御帳台・くらすみの間」の障壁画を屏風に仕立てたものとか。

>表の部屋の金地に対し、銀の切箔を散らした地としている。

>花卉図を大きく配し、様々な形の扇面形を配した、いわゆる扇面散しの趣向

 

壁の障壁画に扇面散しの図を描いた例は全国にも少なく貴重、ともありました。

とても素敵なデザインなのに、なぜかしら??

お城に描くにはおとなしすぎる(??)とか、何か理由があるんでしょうかねぇ。

 

 

《帯》の説明に、江戸時代食には細かった帯の幅が徐々に幅広くなる過渡期の

様相を示す貴重な品、と。

確かに細かったなぁ、過渡期ってことはもっと細かったのか!意外。

帯の幅って、ずーーーーーーっと変わってないのかと勝手に思い込んでいたので。

 

 

そして最後の展示品、《花樹に貝尽し蒔絵調度》。

仙台市博物館のホームページで鏡台のみ写真が見られます。

主な収蔵品(漆器(1))|仙台市博物館

鏡台の他に耳盥、鏡、鏡箱、手箱、化粧道具などの調度一式がずらっと。

 

ハマグリ、アワビ、ウニ、サザエなどの貝類や、ミルなどの海藻が

蒔絵や金具で表されている、なんとも豪華な一式。

私にはクラゲみたいな物体も見えた気がしたのですが、気のせいかも??

 

この展示品の説明に”紗綾型(さやがた)”とありまして。

はて?と思って調べたら、このお白洲の場にも使われていると書いてあって。

なるほど、と。

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襖の模様が、紗綾型なんだそうで。

紗綾型・・・卍の形をくずして連続させた模様

 

日本の模様も覚えたいなぁ、と数十年前から思いつつ実行に移さないので

ありました。

 

と、以上で展覧会の紹介および私の感想は終了。

なのですが、まだミュージアムショップで購入したものを書けていないので、

それを次回書こうと思います。