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東京国立博物館 ミュージアムシアター初体験

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

今年3月、国宝に指定されたという≪洛中洛外図屏風 舟木本≫。

こちらのページで見られます。
結構拡大して見ることができる!

さて、その屏風を大画面で説明してくれる面白そうな催しがあるらしい、
という入手しまして、行って参りました。

東京国立博物館(以下、トーハク)の東洋館。
地下一階にありますミュージアムシアター。

現在上映されているのは、屏風の左隻をメインにしたもの。

公式ホームページによりますと

>後期は、祇園祭や京都の寺社を巡り、二条城までご案内します。
>また、日用品の店が並ぶ通りにも寄り道し、職人たちの商いの様子を
>ご紹介します。
>二条城では、由緒正しき台所の料理や、裁判の様子を見学し、徳川による
>新しい時代のはじまりの空気を感じることができます。

むふふ、楽しそう。

所要時間は約40分で、定員は90名とのこと。
チケットはトーハク正門チケット売場もしくは、ミュージアムシアター前にて購入。
正門のチケット売り場とシアター前ではチケットが購入できる時間も違うようなので
ご注意くださいませ!

上演日や上演時間は、公式ホームページにてご確認くださいませ。

いよいよ上映時間。
ナビゲータとして女性が登場し、屏風について説明開始。

作者の岩佐又兵衛安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した人で
浮世絵の創始者としても知られている、と。

で、「バーチャルリアリティ特有の”ふわふわ”とした浮遊感をともなうことがある」
という説明がありました。
「その際は目を閉じるか、画面から目をそらしてみてください」とのこと。
ふむふむ。

「ただ無理はせず手を挙げてお知らせください」と。

同じ上映回では私を含め、どなたもいらっしゃらなかったのですが。
もしかしたら、苦手な方もいらっしゃるのかもしれません。

「それでは、ゆっくりお楽しみください」というナビゲータの方のセリフが聞こえ
あー、あとは説明が画面に出るんだろうなぁ、って勝手に思ってたら。

思ってたら。

音楽が始まり、ナレーション開始。

ん?

どこかで聞いたような声だなぁ。

ん?

生?
今、喋ってる?!

さっきのナビゲータの方が、いま喋ってる!!!

最初、暗闇で良く見えなかったのですが。
なんと、ナビゲータの方が喋りながら進行するスタイルでした。

のちのちホームページ読んだら、しっかり書いてありました。
ナビゲータによる「ライブ上演」

これがねぇ、すごく面白かったです。
今思うと専用のコントローラを操作しつつの、喋りつつの、進行だったんでしょうねぇ。
(いや、でも音楽もあったしな。操作も別の方が担当されていたのかも。ぶつぶつ)

かなりの量を喋られてましたが、全部暗記されていらっしゃったし。凄いなぁ。

とても分かりやすい説明と、惚れ惚れするような声の良さ。
要所要所では、レーザーポインタを使っての説明。
そして拡大しても拡大しても綺麗な映像!

シアター前に復元された原寸大の屏風が飾ってあるのですが。
その大きさから考えると、あんなに大画面に拡大しても大丈夫って
どうなってるんだろう?!と思ってしまいました。
すごい技術ですねぇ。しみじみ。

あっという間に説明が終わり、一旦終了。

実際に操作ができるということで、残った人の中から3人ほどiPadで画面を
操作されてました。
今回は見られなかった右隻の三十三間堂五条大橋、広寺大仏殿を見学。

そこでもナビゲータの方が説明をしてくださったので、時間がある方は是非最後まで
残って見て行かれることを勝手にお勧め致します。

すごい、面白いから!!説明が丁寧だし!!!

こんなに面白いなら、前期も見たかった。
そして屏風自体が展示されているのを知りながらも、見に行かなかった自分。
国宝に指定されちゃったからには、もうおいそれとは見られないだろうに。
うぐ。悔やまれますが仕方ない。


と言う訳で、今は屏風の他に、熊本城についても上映されているようです。
鑑賞料金は全額「熊本城災害復旧支援金」へ寄付されるとか。

これからの上映にも勝手に期待をしている今日この頃です。

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