10年前の展覧会だって覚えていないのに、初めて購入した図録がなんだったのか、なんてとても思い出せそうにないのですが。
でも、恐らくこれだろうと。
当時、新宿にあった伊勢丹美術館にて開催されました『ノーマン・ロックウェル』展。
会期は1992年2月20日~3月31日まで。
(約四半世紀前じゃないか…)
その後、大阪の大丸ミュージアム、名古屋の松坂屋美術館へと巡回したようです。
チケットも取ってありました。
そうそう、とある時期、デパートの上で絵を見た記憶がいくつかありまして。
初めてルネ・マグリットの絵を見たのも、どこかのデパートだったなぁ、と。
なぜデパートで展覧会が開かれていたのか?は、この本を読んで謎が解けました。
三菱一号館美術館の館長である高橋氏が書かれた本。
とても面白くて、一気に読みおえました。
美術館のルーツから、学芸員の仕事について、展覧会が開催されるまでなどなど。
そうそう、こうゆうこと知りたかった!!という話が満載。
常々、美術館の輸送や設置についても知りたいなぁと思うことが多いので運送会社の方が本を書いてくれないかしら?!
あんなに大きなものを、あんなに重いものを、どうやって展示してるのか?
運ぶ時の苦労とか知りたいんです。
昔、『プロフェッショナル』で日通の方が取り上げられているのを見ましたがそれも、もう一度みたいなぁ。
で、話が大きくそれましたが。
この図録には、制作中のロックウェル氏の姿や、自分でポーズをとっているロックウェル氏の写真も掲載されております。
ほろっとしたり、笑ってしまったり。
彼の作品は温かみのあるものが多くて大好きです。
いつかまたノーマン・ロックウェルの展覧会がないかなぁと思う今日この頃なのでした。