![f:id:usakamedon:20170115132310j:plain f:id:usakamedon:20170115132310j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/usakamedon/20170115/20170115132310.jpg)
デパートで絵を見るのは、何十年ぶりだろう…と、ぼんやり考えつつ
行ってきました川瀬巴水展。
あまりの色、そして構図の美しさに「え?水彩画じゃないの??」と何度も何度も
思ってしまいました。
絵を描く人も、彫る人も、摺る人も凄い技術だなぁ。
そして会場を出ると、もうそこには様々なグッズが所狭しと。
今回展示されていない作品を含めてですが、絵はがきは90種類ほど
あったのではないでしょうか??
川瀬巴水は600点を越える作品を作ったようなので、この5倍以上は
あるんだなぁ、と広げられた絵はがきを見ながらクラクラしました。
そして、なんと”初摺り”作品も展示販売されてまして!
(ここでいう”初摺り”というのは、巴水生前の大正7年から昭和32年の間に
摺られた版画のことだそうです)
葉書ぐらいのサイズが46,440円、それより少し大きめサイズで
97,200円、私も一目で好きになってしまった『馬込の月』ですと
950,400円で、一番高額だったのは1,490,400円という作品が。
そうかぁ、当たり前ですが美術品って購入できるんだなぁ、と。
展覧会に展示される作品って、手元で楽しむって感覚がまったくなく
せいぜい絵はがきとか、まれにA4サイズで購入できるぐらいなので、
この作品が我が家の壁に来てくれるんだ……!って思わず妄想してしまいました。
次に考えたのは、まずは部屋を片付けないと、絵に失礼だな、ということでした。
とほほ
“初摺り”のほかに”後摺り”というのも展示販売されてまして。
それは、現在も使用できる当時と同じオリジナル版木を使い、現在の江戸版画
摺師さんが摺ったもの、と説明にありました。
なんでも、後摺り使っているオリジナルの版木は87点あるそうですが、
他にはなかなか版木が残っていないとか。
というのも、関東大震災や第二次世界大戦で焼失したものが多いから、と。
詳しくは、こちらをご覧くださいませ。
で、私が購入してきた絵はがき。
![f:id:usakamedon:20170115142546j:plain f:id:usakamedon:20170115142546j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/usakamedon/20170115/20170115142546.jpg)
左上『東京二十景 馬込の月』、その横が『東京十二題 駒形河岸』
右下『東海道風景選集 尾州半田新川端』、その横『東海道風景選集 田子の浦の夕』
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![f:id:usakamedon:20170115144754j:plain f:id:usakamedon:20170115144754j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/usakamedon/20170115/20170115144754.jpg)
雪景色は、どれも良かったなぁ。
![f:id:usakamedon:20170115145219j:plain f:id:usakamedon:20170115145219j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/usakamedon/20170115/20170115145219.jpg)
絵はがきは、オリジナルに比べるとやや色彩が鮮やかなイメージを受けました。
A4クリアファイルは全部で6種類あった気がします。
あれ。8種類だったかな……すみません、不明瞭で。
![f:id:usakamedon:20170115152950j:plain f:id:usakamedon:20170115152950j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/usakamedon/20170115/20170115152950.jpg)
A4クリアファイルで購入したのは、片面が『日本橋(夜明)』で、もう片面が
『東京二十景 芝増上寺』のバージョン。
A5クリアファイルは2種類購入。
![f:id:usakamedon:20170115161715j:plain f:id:usakamedon:20170115161715j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/usakamedon/20170115/20170115161715.jpg)
片面が『東京二十景 馬込の月』、反対側が『増上寺の雪』。
![f:id:usakamedon:20170115162449j:plain f:id:usakamedon:20170115162449j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/usakamedon/20170115/20170115162449.jpg)
それで、この記事を書くのに調べものしていたら。
ちゃんと立川高島屋さんのホームページに出品作品リストが用意されて
いたことに気がつきまして。
とほほ。
2回めに、すべてのタイトルを泣きそうになりながら書いてきた私は
一体……どの作品をみたのか、把握しておきたかったんです。ぐすっ。
この存在をもっと早く知っていたら……。
ホームページを隅々までみることの大切さを知ったのでした。