《コレクターの眼展》では、絵はがきのみ購入してきました。
クリアファイルも欲しかったんですけど……うう。
今回の展示品は、すべて写真撮影が可能ということだったので。
自分が気になった作品は、というか、ほぼ全作品撮影したものの。
やはり、素人撮影なもので。
特にガラス作品は撮影が難しくて。
ミュージアムショップで絵はがき見ながら、そうそう出来るならば、こうゆうのが
撮りたかった、と無いものねだりというか、高望みというか。
左:色絵花鳥文茶入 オランダ 18世紀
右:色絵花鳥文鉢 オランダ 18世紀
左:紋章文入オペークツイストステムゴブレット ガラス・イギリス、彫り・ドイツ
1760年
下の部分のクルクル、一体どうやって作るんだろう??と。
右:コアガラス・アラバストロン イタリアあるいは東地中海沿岸地域
前4世紀中期-前3世紀初期
この模様も美しかったなぁ。ガラス細工って本当に歴史がありますよねぇ。
どうやって、最初にガラスを生み出したのかとか、技法とか私にとって
謎が多いのであります。
上:カットガラス碗 イラン 3-7世紀
何年か前に奈良の正倉院展で白瑠璃碗を見たことがあるのですが、そうそう
まさにこんな感じのカットだったような!と。
ただ、正倉院展に展示されているものはあまりに保存状態が良すぎて
これ、本物??当時のもの??って、何度も同行の人に確認して苦笑された
思い出が。
その時も、似たような時代のものだけれど長く土に埋まっていたものが並んで
展示されていた記憶がありまして。
それが、今回の展示のような感じに近かった、かなぁ(記憶曖昧すぎ)。
今回の展示には”長い年月を経て一部ガラスの表面が「銀化」されては
いるものの”と説明が。
むしろ、この銀の部分もなんとも美しかったと私は思いました。
当時の人たちは見ることのできない姿ですし(って、何を張り合っているのか??)
下:双耳瓶 東地中海沿岸地域 4-5世紀
そうそう、この輝き!
私の腕では撮影できなかったけれど、この作品は形も美しかったなぁ。
どちらもガラス片 東地中海沿岸地域 前14世紀-後14世紀
絵はがきにはならないだろうなぁ、と勝手に思っていたので、すごく嬉しかったです。
かけらではあるけれど、すごく美しいですよね。
一体どんな形だったんだろうとか、かけらだけれども残したいという人たちの手に
よって、ここまで残ったんだなぁと思うと。じーん。
昨年、根津美術館で開催された《中国陶磁勉強会展》でも陶片が展示されていて
うっとり見た記憶が。
美しいものは、かけらだけでも美しいんだなぁ、などと思う今日この頃です。