2018年、どんな展覧会を見たのかという備忘録です。
1.三井記念美術館 《国宝雪松図と花鳥展》
以前から見てみたいと思っていた円山応挙の『雪松図屏風』。
展示室に入った途端、一番奥にあるにもかかわらず、その存在感。
そこへ行くまでの展示品も楽しみつつ、つつも、もう心は半分以上『雪松図』に
もってかれてるというか。
ああ、ようやくあの作品と対面できるんだ、という緊張とワクワク感。
大きさは思っていたより小さいかな、と思ったものの。
でも、その存在感が半端ない。その輝きが、半端ない。
これ以上、大きなものだったら部屋をはみ出すように感じてしまうかもしれない
(それは大袈裟か)。
近寄ってみると、そんなにキンキラキンな色ではないのに、なぜだろう。
かなり大胆に描かれたようにみえる松の枝。
降り積もった雪の下から飛び出した松の枝。
描かずに雪を表現したというのが信じられないぐらいの、雪のもっさり感、
枝のたわみ。じっと見ていたら、雪が重みで枝から滑り落ちていくんじゃないか、
と思うぐらい。
何、これ。
一体、何なの?絵なの?うん、絵だよね。間違いなく。
でも、この3D感はなんなの?どうしてなの??
脳内混乱。
その他、三井家の方々が愛してやまない鳥に関する絵や工芸品などがズラリ。
新しく収蔵されたという河鍋暁斎の絵まで見られたり。
2018年の最初の展覧会がこんなにも楽しいなんて!!とホクホク。
水晶を置くための棚を北三井家が依頼したそうですが、またその棚の美しいこと!
水晶だって、そんじょそこらの大きさと透明度ではない感じだったし。
(そんじょそこら、ってどこ?)
もう書き出したら止まらない。
興味のある方は、ぜひ!
去年のうちから前売り券を購入しておいたBunkamuraザ・ミュージアムの
《ルドルフ2世の驚異の世界展》も行きたいし、渋谷に行くなら松濤美術館の
《ルネ・ラリックの香水瓶展》も行きたいし。
パナソニック汐留ミュージアムの《ヘレンド展》、平成館の《仁和寺と御室派の
みほとけ展》、出光美術館の《色絵 Japan CUTE!展》とか、もう今週末から
続々始まってしまう!!
これはスケジュールを立てねば!と一人焦り始める今日この頃です。