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至上の印象派展で購入した絵はがきについて

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

国立新美術館で明日5月7日まで開催している《至上の印象派展》。

展示数64点ながら、見終わったら2時間半以上経過しておりました。

1周じっくりみたあと、また最初からざっと見て帰ろうと思ったら、それがざっと見るのじゃもったいなくて。ちょいちょい立ち止まって見ておりました。

私が今年見た展覧会のなかでは、相当心に残る展示でした。まぁ、そんなに展覧会を見て回ってる訳ではないんですけどね、ほほほ。

印象派展ではあるけれども、印象派を中心にコレクションしたビュールレ氏から見た印象派というか、彼の一貫した好みが何となく垣間見えるような気が。

あれか、額縁が統一されているように見えたから、余計にそう見えたとか?!?!ものすごく簡単に言えば「あぁ、これ好きだなぁ」という作品が多かったです。

会場内で流れていた映像で、ビュールレ氏の言葉が少し紹介されていましたが

usakameartsandcinemas.hatenablog.com

彼が語った「私のコレクションの成り立ちについて」という講演の内容をもう少し見るなり読めるなりできるものがあれば読みたいなぁ。

コレクション全体としては600点ほどあるそうで、他にもどんな作品を集めたのか気になります。

チューリヒ美術館に2020年から常設展示される予定だそうですが、スイスまで見に行ける気がしないしなぁ、また来てくれないかなぁ(他力本願)。

絵はがきを何枚か購入しました。

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クロード・モネ『睡蓮の池、緑の反映』(部分)

最後に展示してあったこの絵は撮影可能でした。

贅沢を言えば、もう少しだけ絵に近づけたらなぁ、と。

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絵具の感じを見てみたかったです。

まぁ、見たところで素人なので技術的な何かが分かるという訳ではないけれど、せっかくなら間近で見て遠目から見て、を繰り返したいもので。

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壁一面に飾られると、どんな感じになるのかなぁと思いつつ見ていました。

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エドガー・ドガ『控え室の踊り子たち』(部分)

絵のサイズといい、色使いといい、何ともいえぬ衝撃で立ち止まってしまいました。踊り子さんたちの肩幅とか圧縮された感じというか。でも、それが嫌いと言うんじゃなくて力強くて魅力的というか。

ドガの彫刻も展示されていたのですが、それも良かったなぁ。
上2枚は、横長絵はがき。

以下は、普通サイズの絵はがきです。

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アントーニオ・カナール『サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂』(部分)

とにかく写真のようで、とにかく細かい。実物は、右の聖堂のところのステンドグラスまで細かく描きこまれていて。今にも人々が動き出しそうでした、絵の中で。

森アーツセンターギャラリーで開催された《大エルミタージュ美術館展》でも、この人の作品を見たことがあったので、すぐに分かりました、あの人だ!って。(でも名前を覚えていなかった……)

なぜ、こんなにも絵具で描けるのか……。

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クロード・モネ『ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑』(部分)

気が遠くなるほどのヒナゲシ。

そして図録で、この絵に描かれているのは奥様ではなく……というくだりに、うむむー、と唸ってしまったのでした。

以前、モネが奥さんを描いた『死の床のカミーユ・モネ』という作品を見て以来ちょっと不信感というか。会ったこともない人物に不信感って!と我ながら思うものの。

自分の愛する人が苦しんでいる姿を描く、その神経がちょっと、その私には正直分からなくて。まったく分からなくて。

描きたい、という衝動があった訳ですよね。うーん。

画家にしろ、俳優にしろ、作品と人格・人生は別物であるという割り切った考えができないもので。ついつい、うーん。

というか、私生活がチラついちゃう作品には没入できなくなってしまうんですよねぇ、とほほ。

臨終が近い奥様がいるのに、別の人(のちに結婚する人)を絵に描いたというのも分からない、いや、分からなくてもいいんだけれど、やはり奥様から心が離れていて、だから死の床の絵も描いちゃったんじゃないかとか、邪推が絵を見るのを邪魔するといいますか。

個人的には純粋にモネの絵を見るということができなくなってしまっている状態であります。睡蓮の絵はチラつかないから、純粋に見てましたが……。

芸術って、なんだろう(いきなり飛躍)。

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カミーユ・ピサロ『ルーヴシエンヌの雪道』(部分)

ピサロの作品だと、なぜか雪景色を思い出すのは私の見たことのあるピサロ作品がたまたま雪道のものが多いのか、それとも私の記憶に残るほど好きなのか、はて?

たぶん後者なんだとは思うのですが。

そして、ファン・ゴッホの作品が6点まとめて見られたという!!

ビュールレ・コレクションには7点のゴッホ作品があるそうですが、そのうちの6点が見られてしまったという。

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フィンセント・ファン・ゴッホ『二人の農婦』(部分)

この色合い!なかなか、この色を使おうとは私には考えつかないのですが。でも、なんだか取り合わせとして好きなんですよねぇ。

以前、ファン・ゴッホは色の見え方が他の人と違ったのではないか、という説があると聞いたのですが。もしかしたら、彼にはこう見えていたのかもしれない、と思うと不思議な気がします。

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フィンセント・ファン・ゴッホ『花咲くマロニエの枝』(部分)

ファン・ゴッホ自身が気に入っていたという『花咲くアーモンドの枝』という作品を弟の子供の誕生祝いに贈ったそうなんですが、それをゴッホ自身が再び目にして、この作品を生み出すきっかけになったとも考えられているそうで。力強くて、特に背景が好きです。

 

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フィンセント・ファン・ゴッホ『日没を背に種まく人』(部分)

あぁ、見ることができました。いつか見てみたいとは思っていたものの。

写真で見ていたときは、どんな風に見えるんだろう。ここに、この色って?と密かに思っていたのですが。実際に見てみると、そうですよね、ここにはこの色ですよね、と勝手に納得してしまいました。

やはりどんなに精巧な写真でも、特にゴッホの場合は絵具の塗り具合が伝わらないからペッタリとした色合いになってしまい、なんだかな???と感じてしまう気がします。(と勝手に擁護)

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フィンセント・ファン・ゴッホ『自画像』(部分)

ファン・ゴッホは自画像を37点ほど描いたとウィキペディアが教えてくれました。果たして、今まで展覧会で何枚の自画像を見ることが出来たのか??

今度、数えてみようと思います。

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ピエール=オーギュスト・ルノワール『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』(部分)

私が行ったときは、一番混雑しておりましたイレーヌ嬢の前が。可愛かった。確かに可愛かった。

ご両親も、こんなに可愛いお子さんだったらルノワールに描いてもらいたいと思う気持ち重々分かります。

最終的には、モデルになった御本人がビュールレにこの絵を売却したとか。そうかぁ、どういう心境だったのかは分からないのですが。

ビュールレさんなら大切にしてくれそう、という気持ちもあったのかなぁ、というかあって欲しいと言うか。

描かれた1880年に8歳だったとすると、絵を売却した1949年には77歳ぐらいで。そろそろ、自分の絵を大切にしてくれる人に託したいと思っていたのかな、とか。

 

そうそう、グッズのなかにイレーヌ嬢が表紙のクリアファイル収納ホルダーが!

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3分ぐらい、うんうん悩んでいたのですが断念。

代わりに(?)A4クリアファイルを購入。

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後ろの文字が透けて見えてるので、紙を挟んでみます。

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裏面は、こんな感じです。

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最後にガチャガチャを。

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約4センチ四方の缶バッチです。磁石でも可愛かったかなぁ、と個人的には思ってみたり。

全8種類あるそうで、可愛いイレーヌ(部分)とかゴッホの自画像、赤いチョッキの少年などなど。綺麗なので、もう少しガチャガチャしてくれば良かったかなと思う今日この頃です。