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『チューリップ・フィーバー』から始まったフェルメール三昧な一日の話

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

 

上野の森美術館で開催されているフェルメール展とタイアップしている企画がいくつかありまして。
せっかくフェルメール展を見るならば、一日フェルメール三昧にしてみたら面白んじゃなかろうか!と計画&実行してみました。

まずは、フェルメールの世界がつまった映画から

「フェルメールの絵画の世界を小説にしたい」という作者の思いがつまっている『チューリップ・フィーバー』という小説があるそうで。
そちらを原作として作られた映画を観てきました。

今回は、なるべく映画のネタバレを書かないようにしていますが未見の方はご注意くださいませ

主人公を演じるのはアリシア・ヴィキャンデルさん。

『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、私の好きな『コードネームU.N.C.L.E』にも出演されています。

『コードネームU.N.C.L.E』面白いんですよねぇ。スパイ映画のドキドキワクワク感と役柄の設定がすごく面白くて。2作目も製作するという噂はどうなったのかなぁ。

で、『チューリップ・フィーバー』。
確かにフェルメールの作品に出てきそうな色合いの衣装だったり、室内の光の感じ、俳優さんたちのポーズがフェルメールっぽい部分があるなぁ、と。
内容としては、自分たちの愛を成就させるため、一攫千金を夢見て当時流行していたチューリップへの投機に参加することで、思いもかけぬ展開に。どうなってしまうのか。ハラハラドキドキ。

個人的には、R15になったであろう理由のシーンをそんなに長くせずとも、少し別の部分を深く描いて欲しかったかなぁというところもありますが。
見終わってから、あれはもしかしてとか、ひょっとして、とか思い返したりするのも愉しく、また公式ホームページやパンフレットを読んで「あぁあ!」となった部分もありました。

お昼は『牛乳を注ぐ女』のスープ

 

映画を見終わったあとは、スープストックトーキョーへ直行しまして。

 

白いのが、フェルメールの『牛乳を注ぐ女』のスープ。
こちらのスープを注文すると、フェルメールブルーのトレーシートで提供されます。
ふむふむ、これがフェルメールブルーなのね。深みのある良い色だなぁ。

右上にあるのは、ゴッホの玉ねぎのスープ。
ゴッホのスープは、こちらの絵をイメージして作られたそうです。


『タマネギの皿のある静物』

ゴッホの方は、安定のオニオンスープ。
とろけたチーズと、とろとろタマネギが美味しかったです。
これから寒くなると、もっと飲みたくなりそうな気配。

フェルメールの方、実は食べる前は不安でして。
朝食がパンだったこともあり、昼はご飯(お米)が食べたかったもので。
果たして、牛乳のスープがお米に合うのかなぁ……なんて。

そしたらまぁ、なんと美味しいことか。
なんとお米とマッチすることか!
なんとも形容しがたい美味しさ(表現力がなさすぎて申し訳ないぐらい)。
こってりしすぎず、どちらかといえばさっぱりに感じました。
ほんの少し酸味があるなぁと思ったらマスタード?あなたマスタードっていうのね?(突然のトトロ)

オランダではチーズにマスタードをつけて食べるんですって。
スープストックトーキョーでもらったチラシに書かれていました。

これ面白いから取っておこうっと。
それにしても、マスタードとチーズ!

腹ごしらえをして、フェルメール展の入場まで時間があったものですから東京藝術大学大学美術館の展示を見まして。

いよいよフェルメール展へ

もうドキドキでした。
日時指定のチケットでキャンセルも変更もきかないという、通常の前売り券ですら持っているのが苦手な私が、しかも体調を崩せないというプレッシャーを感じつつ(大袈裟)ようやく当日を迎え。

正直、会場に足を踏み入れたときの安堵感ときたら。
ようやく無事にフェルメール作品に会えるという安堵感で、まだ作品も見ていないのに満足してしまいそうでした。

会場の一番奥にあるフェルメールルーム(現在、東京で見られるフェルメール作品8つが全て展示してある部屋)に足を踏み入れたとき、なんとも言えぬ感動がこみ上げてきました。
本当に来日してるんだ……内覧会のニュースをみたとき、それでもまだ実感できず。
自分の目で確認して、ようやく実感。

午前中に映画をみたので、なんだかすっとフェルメールの絵の世界に入ることができました。なんだろう、動き出しそうな、そして召使いと女主人が描かれた作品を見ていると、もう映画の世界に戻ってしまって。
ヴィキャンデルさんや、召使い役の人の顔になっちゃったりしましたが。

でも、一日中フェルメール三昧な感じでとても楽しかったし達成感がありました。
皆さまもよろしければ、映画とスープと展覧会をセットにしてみませんか??

『チューリップ・フィーバー』の原作も読んでみようかなぁ。