現在、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の『大英博物館 古代エジプト展』へ。
夕方であれば、見学者の人数も落ち着くかなぁ・・・と思ってましたが
甘かった。
すみません。断然甘かった。だよね、夏休みだもんね。
ですよねー、お子さんたちにとって絵日記とか自由研究にこうゆう展示ものって書きやすいのでは。
必死でメモを取る姿が、会場のアチコチで見られました。
ジュニアガイドもあったので、これで宿題もバッチリ?!
結構詳しくて個人的には購入して良かったなー、と。あ、もちろん図録も購入してきたんですけどね。はい。
今回の展示の目玉といえば、現存する中で世界最長37mもある『死者の書』(グリーンフィールド・パピルス)一挙公開。
現在は96枚のシートに分割されていますが、当時はもちろん巻物になっていたようで。
想像以上のボリューム。37mを埋め尽くす文字と絵。
少なくとも2人以上の人物によって仕上げられたのではないかと説明されていましたが。これを2人で仕上げたのであれば、すごいかもー。納期、どれぐらいあったんだろう??なんて。
ご存知の方も多いと思いますが、『死者の書』って名前の通り死者のために書かれた書物というか呪文集というか。再び生き返るには、なくてはならない虎の巻というか。
死後、こんな儀式があって、それが終わると○○できるようになって、どこそこにこんな形の丘が14箇所もあって、頭と胴体を切り離されぬようこんな呪文をとなえましょう、ワニや蛇がきたらこの呪文をとなえて・・・
なんだかRPGゲームの虎の巻みたいだ!と密かに思っていたところ後ろで見ていた方が「なんか・・・死んでも大変よねぇ」と心の底から呟いていたので笑ってしまいました。
すっかり、あの世の世界に入り浸って?いたところ突然背後から「なんでこんなとこでぇぇえええ~」という恨み節が聞こえてくるではありませんか!
え?!何?!呪文に失敗したの?!じゃなかった、聞こえてはいけないものが聞こえてしまった?!と思ったら
お兄ちゃんの宿題のために付き合わされた弟くんが早く帰りたい!と、ぶーぶー文句をたれておりました。あー、びっくりした。
それにしても、数々の難問をくぐりぬけて辿り着く最終関門は、オシリス神の審判。
死者の心臓が天秤にかけられる前に「否定告白」と呼ばれる告白をするそうで。
こちらのページの下の方に全文掲載されていますが、
いやー、、、これを否定できる人っているのかしら??とか。まぁ、当時の人もそう思っていたのでありましょうか。自分の心臓が余計なことを言わないようにする呪文、まであったそうな。もう至れり尽くせり。
それでも天秤が釣り合わなかったりするのかしらねー。
はー、面白かった。
なんだか人間くさい一面を垣間見たような展示でぐぐっと古代エジプトの人たちが近づいたような???
で、ショップへ。
今回の展示とは一切関係ないけれどすんごく嬉しかったのが、こちら。
色、デザイン、大きさ全てが私好み!!ブラボー!!!ようこそ我が家へ、ウィリアムくん。
えーっと、それでエジプト展に関するグッズは
まず本の栞。
ホルス神なんですが、、、ですが。なにゆえ「大願成就」
繁栄で、万能の守護神だから、、、?
このほかにも結婚・恋愛とかありました。
こちらはA5のクリアファイル
鳥獣戯画みたいですよねー。いや、こちらの方が遥かに先輩作品か。
ネコやハイエナがアヒルやヤギの群れを飼育し、ライオンとガゼルが、セネトという盤上ゲームにいそしんでいる
そ、それはもしや。
千葉県にいながらにして東京と謳い、ネズミなのにペットとして犬を飼っている、指が四本の方に似ていないか??
ま、それはさておき。
最後に、とっておきのグッズをご紹介しましょう。
展示会場を出て左前の片隅に、ひっそりとたたずむ2台の機械。
も、もしやこれはガチャガチャ?
こんなの入ってます、なんて表示も一切見当たらず。まるでガチャられるのを拒否するかのような佇まい。
でも私と目が合ってしまったからには、、、
スフィンクスーーー!のゴムボール。
キラキラで、かつ、すごい迫力。
よく見えなかったけれど、ピラミッドバージョンもあったみたい。
それにしても、なんであんなに宣伝されてないのかな。謎だ。謎すぎる。
そうそう。
本場・大英博物館で大人気のお土産物、スフィンクスダックも来ていたのですが。。。ちょっと、私の想像よりも大きかったんですよねー。
もう少し小さかったら、好みだったんだけどー。無念。
正式名称は、Sphinx toy duckというらしい。
それにしても、あのガチャガチャ。なんであんなにひっそり……(くどい!)