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光琳の風神雷神も本館に! 『栄西と建仁寺』展

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5/18まで上野・東京国立博物館で開催中の『栄西と建仁寺』展

俵屋宗達の国宝・風神雷神図屏風が5年ぶりに公開されるということで見て参りました。

一番最後に展示されている屏風図。力強くも、でも、なんともユーモラスなお二人の姿。見ているこちらも、なんだか口元がほころんでしまうのでありました。

そして、同じく5/18まで東京国立博物館の本館2階・7室にて尾形光琳による風神雷神図屏風も公開されています。

せっかくなら、並べて公開していただいても良かったのに…なんて思ってみたり。でも、光琳の屏風は建仁寺所蔵ではないから仕方ないか。ぶつぶつ。

せっかくなので、見て参りました。

もちろん、追加料金なし。特別展のチケットを見せる必要もありませんでした。

パンフレットには書かれていますが、本会場でも薄暗いところにヒッソリと書いてあったので気付いてる方が少なかったのか、たまたまなのか、光琳さんの屏風図は、ほぼ独り占めで見ることができました。

あくまで好みです。

あくまで私の好みではありますが、宗達さんの方が好きかなぁ。宗達さんの屏風図が描かれた当時の色と、どれだけ違うのかは不明ですし、もっと雲の色が光琳さんのと同じぐらい黒々していたのかもしれませんが、それでも私は宗達さんに1票を。

さて、話を戻しまして。

その大きさに圧倒され、しばらくソファに座りこんで見ていたのが

海北友松(かいほうゆうしょう)の”雲龍図”。

この写真は、売店で購入してきた絵はがきでございます。

私が見に行ったときは、左4幅だけ(写真左下の方)の展示だけでしたが。4/22から5/6までは全8幅が展示されるとか!そして、5/7からは右4幅だけの展示となるようです。

うわー、せっかくなら全8幅みたかったなぁ。壮観だろうなぁ!ゴールデンウィークに見に行けばいいのか。あぁ、すごい人だろうな。朝一番で入って、最初に見たら空いてるかな

それにしても、ものすごい展示の数々。

お茶の道具、書、坐像、掛け軸・・・

こんなにもお宝があって、さぞや管理が大変だろうなぁ!とか訳の分からないことを思いつつ、後半やや疲労が・・・

以前は展示室内にあるソファに座ろうとか思ったこともなかったけれど最近、ソファのありがたさが身に沁みる年頃となりました。

最後の風神雷神に会うまで、少し体力を温存しようと思いまして、勿体ないけれど少し流し見していた私の足を思わず止めた作品が

伊藤若冲の”雪梅雄鶏図”。

これも絵はがきの写真なので、「えー、これが?」と思われること必死だとは思いますが。本物を見ていただければ、きっと納得いただけるかと。

枝に積もった雪の部分を拡大

うむ。

やはり、この写真では伝わらぬこと必至。雪が今にも枝から零れ落ちんばかり。絵なのに。18世紀に描かれているにもかかわらず、なんと綺麗な。一体全体、どうしたらこのような作品が描けるのか。ちょっくしタイムスリップして見てみたいものです。

さて、もう少し色々と書きたいことがあるのですけれどあちこち調べ物をしてるうちに時間が足りなくなってしまいました。

後日、また『栄西と建仁寺』展について書こうと思います。

https://usakameart.syuzyu.com/entry/2014/04/24/224100