10/19(日)までしか見られない竹内栖鳳の作品がある、というので出掛けてきました。
私が見たかったのは『梅園』という作品。
目白の丸み、鮮やかなピンク、なんて可愛らしい!!
山種美術館所蔵の作品だし、きっと絵はがきとかグッズがあるはず!と勝手に楽しみにしていたのですが……残念。
一緒に行った友人が美術館の売店で見つけてくれたのが、A5サイズの本。
『竹内栖鳳 京都画壇の画家たち』 2012年に山種美術館から発行されているもの。勝手ながら、これはオススメでございます。
山種美術館が所蔵している竹内栖鳳の作品を全て見てみたいと思いました。
さて、今回の展示で面白かったし、すごく勉強になったのが技法サンプルの展示。
竹内栖鳳《梅園》(山種美術館・~10/19まで展示)の紙の質感を再現したサンプル。右は、金属を使った紙。左は何もしていない紙です。画像では少々わかりにくいですが、効果の違いが見えてきます。会場でぜひご覧くださいね!(山崎) pic.twitter.com/reevGsB0u5
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) October 3, 2014
『梅園』の横にもありました。説明文だけでは、素人の私にはちょっと分かりにくいことでもサンプルがあることで一目瞭然!
色や構図などは見て分かることもありますが、まさか紙に仕掛け(?)があるとは思ってもいませんでした。
>紙に銀色の砂子を敷いて漉き込んだ独特な質感の銀潜紙を使用している
『竹内栖鳳 京都画壇の画家たち』 より
『梅園』のあとに展示される『干柿』にも同じ銀潜紙が使われているようです。
宗達・光悦の《四季草花下絵和歌短冊帖》(山種美術館)で使われている、墨書の下に金地や金銀泥の下絵を施す技法のサンプルも会場に展示中。銀が酸化する前の色の美しさと墨文字との組み合わせの妙がよみがえります。(山崎) pic.twitter.com/TjiwtnbPtI
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) September 29, 2014
横山大観が《喜撰山》(山種美術館)で描いたのは、喜撰法師の歌「わが庵は 都のたつみ しかぞすむ よをうぢ山と 人はいふなり」という宇治の喜撰山。裏に金箔を押した紙の表面を薄く剥いだ金箋紙を用いた最初の作品です。(山崎) pic.twitter.com/P9qCCSb9hM
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) September 26, 2014
ただ一口に金とか銀と言っても、その使い方の多彩なこと。そして、画家が どの手法を選ぶかも興味深いと思いました。
作品もさることながら展示方法に思わず友人と声をあげてしまったのが『草の実』という川端龍子の作品。
展示の順路として、作品の右側から見ていくことになるのですが。これは、見てのお楽しみというか。ベンチに座り、じっくりと見とれておりました。
第2展示室の田淵俊夫氏の2作品、牧進氏の作品も見惚れました。
(ました、ました、ばかりの素人感想)
そうだ。
売店で、”どうぶつシール”購入するのを忘れてしまった。。。
山種美術館のfacebookにて紹介されております。
山種美術館所蔵作品から、可愛い動物のみピックアップされたシール。ここに出ている動物たちの作品を全て見る、という新たな目標も。
さて今回購入したのは、こちらの絵はがき。
上の横山大観『木兎』は、今回の展示にありますが、下の2枚は、可愛かったのでついつい買ってしまったものです。
11/22~は『東山魁夷と日本の四季』という展示とか。これまた愉しみであります。