昨日に引き続き、ダ・ヴィンチつながりってことで2016年1月に江戸東京博物館で開催された《レオナルド・ダ・ヴィンチ−天才の挑戦展》で購入したグッズについて。
まずは絵はがき。
左:『鳥の飛翔に関する手稿』第9紙葉表 トリノ王立図書館所蔵
右:『花の研究』アカデミア美術館素描版画室所蔵
いいなぁ、ダ・ヴィンチの素描。大好き。この展示では素描が多くて良かったなぁ。
なかでも『ユダの手の研究』の素描が印象深く。
この男の人(ユダ)が握っているのは、イエスを裏切る代償としてもらった銀貨入りの袋とのこと。
この素描は、何度も何度も見に戻ってしまうほど。
素描でこんなにも惹きつけられるって、恐ろしいというか。
ダ・ヴィンチに関しては完成した油絵よりも、素描の方が私は好きかもしれないなどと思いながら見ておりました。
いや、油絵そんなに見たことないんですけど。むしろ素描の方が多いんですけど。ぶつぶつ。
そうそう、『鳥の飛翔に関する手稿』は原本が見開き1ページ開かれた状態で展示されてありまして。
あとは引き伸ばされた各ページのパネルの横に解説がありました。
なので、日本に居ながらにしてダ・ヴィンチの手稿を現在3つ見られたことにはなるのですが。
『鳥の飛翔に関する手稿』は1ページしか見てないので、それを見たといえるのかどうかは審議になるかもしれません。(何の審議やねん)
それにしても、この手稿も日本初公開だったとは。見られて良かったなぁ。
絵はがきは、あと1枚。
『糸巻の聖母(バクルーの聖母)』
バクルー・リビング・ヘリテージ・トラスト所蔵
これは大判の絵はがきでして。
普通の絵はがきと比べると、こんな感じです。この『糸巻の聖母(バクルーの聖母)』も日本初公開作品。
この作品をみた一番最初の感想が「イエス様が浮いている!」。
なんででしょうか、目の錯覚なのか。3Dみたいにイエス様が浮き出ているように見えた!と興奮した字でメモが残っております。
イエス様だけ拡大。
この、ほわわ~んとした感じが3D効果を生み出したのかも??
この作品はかの有名な”スフマート(ぼかし技法)”が用いられているとか。
でも、ちょっと、こう、輪郭線ぽく線が見える気がするのですが。全体的に技法が使われている訳ではなく、お試し期間中だったのかしら。
うーん。
そして、もちろん図録も購入。
なにしろ、『鳥の飛翔に関する手稿』の全面改定訳が掲載されているとあれば、もう二度と入手できそうにない感じ(と、言い訳して買いました)。
本物は21.3×15.4センチだそうですが、図録は約1.1倍大きく掲載されております。
購入して1年、まだじっくりは読めておりませんが(おいおい)
手元にダ・ヴィンチの手稿があるって贅沢だわぁ、と一人うっとり。いや、コピーですけどね。
『鳥の飛翔に関する手稿』を完全再現した小冊子も売られていたんですよね。何度も手に取って悩んだのですが、結局は図録で我慢。
数日後、それが売り切れたと知りなんか、ちょっと、後悔。
今年は、三菱一号館美術館で6月17日からミケランジェロとダ・ヴィンチに関する展覧会があるようで。
三菱一号館美術館 レオナルド✕ミケランジェロ展 グッズについて
素描も展示すると公式ホームページに書いてありました。今から楽しみで仕方ありません。