まだまだ先だなぁ、なんて思っていた《運慶展》。
いざ始まってしまうと11月26日の会期終了まで、そんなに時間がないような??会期途中から展示されるものがあるので、2回めは10月21日以降に行こうと思っているのですが、はて、いつ行けることやら。
日曜美術館で10月15日に紹介されるという噂もあるし。うぐぐ。
さて《運慶展》のグッズは公式ホームページで沢山紹介されていて、行く前から楽しみにしておりました。
内覧会へ行かれた方々のツイートを見ていて、とても期待大だったのが
《図録》
なんというか、写真集のような美しさです。オールカラーで作品が収録されているのですが。ですが。巻頭!巻頭に!!
何点かモノクロのアップで作品が掲載されておりまして。鳥肌立つほどの美しさ、迫力。購入予定のない方も、ぜひぜひショップでパラパラしてみてくださいませ。間違いなく購入されると思います。たぶん。分からないけれど。
でも重量あるから持ち運ぶのが難しい、とか、今回は行けそうにない方々には通信販売もあるそうなので。
表紙の紙の質感も好きだし、正面からだけでなく様々なアングルの写真があったり、高さのある作品は見ることが難しい部分のアップがあったり、あとは自分の目で見た印象と違和感のある写真が一枚もないという。
これって、結構すごいなぁと個人的には思っていて。
特に立体的な作品は、写真のイメージと自分がみた印象が違っていて残念だなぁと思うこともあるのですが。今回の図録は、とにかく違和感がないのです。仏像の躍動感、美しさが堪能できる一冊、ぜひ!
巻末には運慶作品の所在一覧、参考書籍は「入門書」「大型図版」「もっと詳しく」と3パターンの紹介が!なんと親切な。もちろん図録なので、しっかりと解説もございます。はい。
まだ読めておりませんが、はい。2回めへ行く前には読み進めておきたいです。はい。
お次は《A4クリアファイル》。
毎度のことながら言い訳なのですが。
反射するので撮影が難しくて。あくまで、こんな感じのものがある、ということで見ていただければと思います。
八大童子立像の図柄です。
撮影の為に白い紙を中に入れております。
こちらは十二神将立像バージョン。片面に六神ずついらっしゃいます。(どうしてもハイテンション芸人さんに見えてしまう神様がいて。本当に、我ながらふざけてるとは思うのですが。どうにも一回思ってしまうと、もうそうとしか見えないというか。本当に申し訳ない)
私が購入したこの2つは、今回の運慶展のために作られたクリアファイルのようで”運慶 興福寺中金堂再建記念特別展”の文字が入っております。あとは、各収蔵先で作られたクリアファイルも販売されていた記憶があります。
もう1つツイッターで見ていて気になっていたのが、こちらのブローチ。
高さは3センチほど。
>純国産クルミの木を使い、渋柿と蜜蝋で仕上げた商品です。使うほどに味わいが出て、愛着も深まります。
木tch(コッチ)というシリーズのようです。
鳥獣戯画展で初めて『子犬』を見てから、もう大好きで。
ちょこっと上がった尻尾が、「あ、あれはもしやご主人様かな?」と思って、期待で尻尾が上がったようにも見えるし(妄想)なかなか、眼を合わせてくれないんです。中腰になりまして、ショーケース越しになんとか眼を合わせようとしたのですが、これがなかなか合わなくて。
「あの、わたしご主人様を待っているので。あの、ちょっと視界に入ると邪魔なのでどいていただけると嬉しいです」みたいで愛おしくて(妄想爆走)
なので、絵はがきも購入。
展示室では鮮やかな緑の布の上に展示されていて、それがまるで芝生の上にいるようで、可愛かったです。ただ1つ、鳥獣戯画展のときは玉眼が分かるように下からライトがあたっていてキラ☆と輝くように展示されていたような気が。
今回それがないのは少々残念でもありました。でも再会できたから。
それだけで大満足。
左が今回の絵はがき、右が鳥獣戯画展のときの絵はがき。
今回のほうが少し大きく写っているかな。すこーし。あと、影がなくなっていますね。って、比較してどうするつもりなんだ、って感じですが。今後も、もしもし『子犬』の絵はがきがでたらコレクションしていこうと思います。
左:無著菩薩立像
百聞は一見に如かず、とは本当にしみじみそのとおりだな、と。大きさが、想像以上でした。194.7センチと興福寺のホームページに。いつもは弥勒如来様の横にいらっしゃるとのことだから、それなりの大きさが必要なのだとは思いますが。いやはや、驚きました。この立像とは目が合うポイントがありまして、静かにこちらを見つめられると心の中を見透かされているような、そんな心地になりました。
右:重源上人坐像
こちらは10月7日から展示が始まります。こちらも是非拝見したい。
左:不動明王立像
左手に持っている羂索が、空調の風でゆらゆら~と揺れるときがありまして。投げられるんじゃないか、と。自分に向かって、飛んで来るんじゃないかと一瞬緊張しました。この眼の表情がなんともいえないという。頭の少し上にある部分が鳥の横顔に見えてしまいました。
右:大威徳明王坐像
仏像というのは大きさに関係なく、その力強さを表現できるというのが、当然といえば当然なのかもしれませんが、凄いなぁ、と。もう少しじっくり見たかったのですが、このあたりが混雑していて……。
次回はゆっくり見られるといいなぁ。
八大童子立像から制多伽童子と矜羯羅童子。
八大童子立像のコーナー(展示は六軀です)に一番長く居たかもしれません。もし許されるなら、一日そこでうろうろしていたいです。ここの壁紙の赤色も美しく、彼らの燃える情熱(?)がよく映えるというか。壁に映った彼らの影も美しかったなぁ。うっとり。
十二神将立像のコーナーの壁は青色で。それは、それは、美しかったなぁ。うっとり。あの一角全体が美しかった。ああ、良かったなぁ。
左:龍燈鬼立像
ぼんやり見ていると、結構「あ!蛇だ!」という声が聞こえまして。自分が勝手に龍と思い込んでいたのかと思い、慌てて展示パネルを確認。うん、今回は妄想じゃなかった。ほっ。
この上目遣いがなんとも言えず、そして、後ろ姿のキリリとしてること!興福寺で数年前に見てるはずなのに、なんだかイメージが違って。今回見たほうが、好きになりました。おかしいですねぇ、同じものを見ているのに。
右:天燈鬼立像
この写真だと、とても勇ましいですが。実物だと、とても可愛らしく感じました。おかしいなぁ。
最後に《大判絵はがき》。
上が四天王立像で、下は八大童子立像。
この四天王立像の邪鬼の目には玉眼が施されていて驚きました。初めて見た気がする。この四天王天立像も小さいのに迫力満点だったなぁ……。
と、私が購入したものの紹介でした。
初日の16時半ごろにショップへ行ったのですが、邪鬼をかたどったポーチは2色しか残ってなくて。翌日の新聞には品切れと出ていて、そんなに人気があるんだ!と。
どうも4色それぞれ名前があって、ポーズが違うみたいですね。無いとなると、なんだか、すごく、気になってきたこの頃です。