いよいよ始まりました《縄文展》。
いよいよ、というのは個人的にかなり楽しみにしていたものですから。
じゃあ、縄文時代すごい好きなのか?とか、予備知識は持っているのか?と聞かれるならば、すみません、ほとんど知らないに等しいです、と。
え?縄文時代って約1万年続いたの?!というぐらいの無知ぶり。嗚呼。
今まで何回か火焔型土器の展示を見逃しておりまして、そのたびにどこか心の奥で「あ~あ、見に行けば良かったな」と溜息をつく自分がおりました。
ビーナスとか女神とか、土偶ってゴージャスな名前をつけられることが多いけれど、実際に自分の目で確かめてみたいなぁ、と。
なので、まとまってみられる今回こそは行こう!と。
行く前に数年前から録画しっぱなしになっていた土偶の番組を予習代わりに見まして、期待大。面白そう。
そしたら、その番組に取り上げられた土偶たちは後期からの展示でした。
番組で2つ取り上げられていたのですが、みごとに2つとも後期展示でした。
いいんだもん、行くからいいんだもん。
混雑状況
先週土曜日の夕方5時半頃に平成館へ。
快適でした。人気の展示品で少し人だかりができていたものの。
少し待てば独占も可能という。
国宝の火焔型土器を独り占め。可愛いイノシシ独り占め。
特に動物系の土偶を見ていたときは、絶対に顔が笑っていたと思います。
で、にやにやしたまま顔を上げたらガラス越しに見知らぬ人と目があってしまうという。恐るべし、360度展示。でも、とても嬉しい360度展示。
そして1万年という時の流れを3時間半で見ようとするなんて、やはり無理があった。
絶対後期展示にも行こう、と心に決めたのです。
そう、なにしろ今回はじめて縄文時代の国宝6点が揃うというのにまだ2点が見られていないのですから。
あ、で、そろそろグッズについて書かねば。
グッズなど
今回、かなりユニークなグッズが多いと話題になっていますが。
私は図録、絵はがき、ブローチ、マスキングテープを購入しました、と先に申告。
図録
表紙、裏表紙のデザインからして、もう大好きです。
そして、帰宅して図録を開こうとして……!!!!!!!。
私はショップで見本をみることなしに、つまり、一切触ること無く帰宅したのですが。持ってみてください、是非。是非、ショップで図録の見本を!!
あぁ、いいなぁ……実にいい。
そして、東京国立博物館の品川さんという方が書かれた文章が分かりやすくて自分が見てきたことのおさらいでもあり、補完してくれる部分もあり、あぁ、また見に行きたいな、と思うのでした。
関連地図、年表には代表的な土器・土偶の写真付き。展示品の写真も見やすくて。
アップ写真もあって。文様に関するコラムも楽しい。
絵はがき
絵はがきはすべて光沢紙バージョンのため、恐ろしく下手に撮れました。もっともっと綺麗なので、会場で見てみてくださいませ。
『猪形土製品』
穏やかな表情の猪なのかと思いきや、説明読んでビックリ。
『遮光器土偶』
いやぁ、ようやく本物と対面できました。
いままで、”上野フィギュアみやげ”というガチャガチャで4回引き当てたので
会うのを楽しみにしていたんです。
展示番号116番の遮光器土偶も可愛かったなぁ。
『木製網籠 縄文ポシェット』
これを見たとき、思わず「あぁ、縄文の人たち生きていたんだな」と。
当たり前じゃないか、と思いますよね。生きていたから、こうして残っているんだ、と。
そうなんですけど、これを実際に見ると特に中に1つ入っていたというクルミの殻を見るとなんだか胸にこみ上げるものが。
なんだろう、なにがこみ上げてきたのか。
たまたま捨てるつもりのクルミの殻が残っていたのか。
それともクルミまるごと入っていたけれど殻だけしか残らなくって、それは大事な大事な最後の1つのクルミだったんだろうか、とか。
どんな人がこのポシェットを使っていたんだろうか、とか妄想できるまでに近づいてきてくれたように思えました。
たった1つのクルミの殻なんですけど、 すごく心惹かれました。
クルミの殻だけではなく、ポシェットだけではなく、ポシェットにクルミの殻が入っていた、それだけですごく縄文をリアルに感じるという不思議。
『みみずく土偶』
この子は自立しないそうですが、もう少し大型化して自立できるように進化?したバージョンの展示もありました。
土偶も土器も同じものをずっと作り続けるのではなく、さらなる装飾が施されたり縄文時代の中でもまた変化していく様子を見ることができました。
大判ポストカード。国宝6点勢揃いです。
ダイカットポストカード
このイノシシバージョンだけでなく、他にもあったはずなのにもうこれしか目に入っておりませんでした。
マスキングテープ
人生初の”1枚ずつめくれるマスキングテープ”を購入。
楽しい。見てるだけでも、楽しい。あちこち貼りたいです。
ブローチ
木tchのブローチもありました。
クルミの木が使われていて、1つ1つ色合いが違うのでじっくり選んできました。
蓋を開けた状態で見比べられるように陳列してあったのも嬉しかったです。
縄文人も食べていたクルミつながり。
私が購入したのは遮光器土偶で、他に縄文のビーナス、ハート形土偶、みみずく土偶がありました。
木tchのブローチは、運慶展、くまのパディントン展、アンティーク・レース展そして今回で4つ入手できました。
今後も、どこかの展覧会でひょっこり会えるかもしれないと思うと楽しみです。
毎回、箱のデザインも違っていて素敵なんですよ。むふ。
ガチャガチャ
最後にガチャガチャを。
缶バッジとピンバッジバージョンがありました。
それぞれ10種類ずつ。
どれが出ても嬉しかったので、しかも重ならなかったので満足です。
展示で面白いと感じたり、その美しさ可愛さに胸躍ったものが沢山ありました。
書きたいことがたくさんありますが、今回はここまでに。
夏休みに入ると、きっと混んでくると思うので。
後期展示も早め、かつ、夕方から行こうと思う今日この頃です。