三井記念美術館で展示をみたあとに、日本橋三越へ行きまして。
地下で美味しそうなお菓子などを見ながら歩いておりましたら
思いがけず、食べたいと思っていた河道屋さんの”蕎麦ほうる”に出会いました。
なぜ食べたかったか、といいますと半年前に書きましたこちらの記事。
もしかしたら、もしかしたら、木島櫻谷さんがお客様に出していた蕎麦ぼうろなんじゃなかろうか、と勝手に私が妄想していた、その蕎麦ぼうろだったものですから。
ほどよい固さと、甘み。
気がつけばお皿が空になっているという。
これをポリポリ食べながら絵の構想を練っていたのかしら、お客様との会話に花を咲かせていたのかしらなんて妄想に妄想を重ねています。
商品名である”蕎麦ほうる”の”ほうる”は、ポルトガル語の”bolo”が訛ったものだと説明書きにありました。
それにしても、都会は品数が多いですねぇ。
中秋の名月にちなんだお菓子も沢山ありまして、目移りすること数十分。
岸朝子さんが書かれた『五つ星の手みやげ』に掲載されたという”大名きんつば”を手にしっかり持っていました。
そういえば、家族が「しばらく、きんつばをたべてない」と昨夜話していたばっかりだったもので。
美味しゅうございました。
1つのボリュームはあるものの、軽いから気づいたら食べ終わってました。
長野のお店だそうですが、全国でも買える場所があるようです。
Amazonで岸さんの書かれた本の目次がみられたのでパラパラ見ておりましたら、うんうん、これは知ってる、しばらく食べてないなぁとか。
あ、これは知らないなぁ食べてみたいなぁというものが続々と。
食欲の秋にぴったりな本を見つけてしまった今日このごろです。