展覧会

『鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝』展

昨日から上野・平成館で始まった『鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝』

グッズについては

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お休みが取れたので、初日に行くことができました。

てっきり先週の土曜日から始まると思っていたので「え?初日だったの?!」と。

参ったなぁ。

平日とは言え、鳥獣戯画が見られるとなると大行列なのではないか。京都で鳥獣戯画が展示された時は4~5時間待ちになった時もあるとか。

あああ、なんだか気温も上がりそうだし、この軟弱な私に並べるのだろうか。心配しつつ眠ったせいか、眠りも浅く。久しぶりに満員電車に乗り、ブルーな気持ち加速。

開館1時間45分ぐらい前に東京国立博物館正門へ到着。

・・・あれ?

少ない。

想像していたよりも、遥かに少ない。ざっと数えたところ、70人弱ぐらいだったでしょうか。あぁ、良かった。怖がりすぎだったな、自分。

と思いましたが、本日(4/29)混雑状況を教えてくれる公式ツイッターで見てみると9:30の開館前には700人ほどの方が並ばれていたようで。ちなみに、昨日の開館前は約300人とのこと。

私が並ぶとすぐに、「日傘をご入用の方はいらっしゃいますか?」という声が。おお、ありがたい、お借りします、お借りします。

写真は東京国立博物館を出る前に撮影したもの。

昨日は、係りの方が傘を入れたダンボールを乗せた台車ごと、私たちの並んでいる列の横を歩き「傘はいかがですか」と声を掛けていました。

平成館の少し手前には給水所も設けられており、かなりの行列ができることを想定して準備されているんだなぁ、と感心。

まぁ、それにしても暑いのに背広着た男性スタッフの方々お疲れ様でございます。

門の外で並んでいたら、「ひとまず開門しますので、中へお進みください」と言われたのは8:35ぐらいだったでしょうか。

並んでいる順にゾロゾロと中へ入り、4列待機。

まずは、このあたりで一時停止。

そして、列が延びたせいか、さらに少々前進。まるで、”だるまさんが転んだ”のようにジリジリと平成館へにじりよる私たち。

この大樹のおかげで、日陰に入ることができました。ありがたや、ありがたや。

待っている間に、クロスワードパズルの紙、それから作品リスト&会場案内図が載った紙が配布され、展示の位置を確認。

会場図や出品目録が見られるPDFは、公式ホームページのコチラで見られます。 ほうほう、鳥獣戯画は第3会場ということを確認。

周囲に並んでいた人々と「上人さんには申し訳ないけれど、先に鳥獣戯画を見ておかないと」という話に。やはり、皆さん鳥獣戯画との対面を愉しみにされているようで。

そして、珍しくショップが1階入口右側のスペースに設置されており、通常はショップスペースになっている部分が甲巻を見るための待機スペースとなっておりました。

で、いよいよ開館し目指すは第3会場。

係りの人も「鳥獣戯画をご覧になりたい方は、こちらへ~」と案内しています。

国宝「華厳宗祖師絵伝」のコーナーを抜け、鳥獣戯画が生まれた背景コーナーもまずはスッとばし、甲巻のコーナーへ。

ディズニーランドの待機スペースに勝るとも劣らぬ、ぐねぐねとしたスペースを進んでいくと少々酔った感じに。ただ、もう数分もするとこのスペースにビッシリと人が並ぶのかと思うと・・・

待機スペースを抜け、ようやく本物とご対面。

私の想像よりも大きく、そして修復のおかげで綺麗!動物たちの愉しそうな表情や、草や岩の描き方も良かったなぁ、と。

鳥獣戯画をモチーフにした雑貨などを見慣れているせいで、なんとなく鳥獣戯画を知っている、見たような気持になっていた自分を反省。しかも、雑貨などに使われているのは主に甲巻だけだし。

色んな展示を見るたびに思うのですが、やはり自分の目で確かめられるって愉しいし重要だなぁ、と。勇気を振り絞って出かけて良かった(大袈裟すぎ)。

今回は甲乙丙丁巻すべて前半部分のみ本物が展示され、後半部分はコピーが展示されておりました。明らかに色が違うので、どこまでが本物かは一目瞭然かと思われます。いや、乙丙丁も興奮しながら見てたから、どこまでが本物だったかしら。(おいおい)

インターネット上で各巻どこまでが前半で、どこからか後半展示なのか分かるので興味のある方は公式ホームページのコチラをご覧くださいませ。

で、甲巻をみて再び甲巻を見る列に並ぶと、先ほどと違い待機スペースには大勢の人が。

甲巻の待機スペースでは、各巻の場面を紹介するビデオや、和紙の表と裏に描かれた絵を水だけで剥がしていく手法を紹介したビデオが流れておりました。なぜ、水だけで剥がすビデオが流れているのか?というと、今回4年かけた修復で分かったそうですが、和紙の表と裏に描かれた原画を後世にはがして絵巻物に仕立て直していた、と。

~朝日新聞 デジタル版の記事より~

この2枚に剥がす光景を映したビデオ。ちゃんと剥がせるのは分かっているのに、何度見てもドキドキ。破れちゃったらどうしよう、とドキドキ。

それにしても、最初は表裏に書いてあった、というのが不思議というか。紙が貴重だったのか、それとも誰かのお遊びぐらいな感じで描かれたものなのか???

甲巻を2回見終る頃には、乙丙丁巻を展示しているスペースにも長蛇の列が出来上がっておりました。20分ぐらい待ったでしょうか。

自分と同じぐらいのペースで見てくれる人が前にいると嬉しいのですが、たまに勢いよくサ――――っと見てしまう方がいて。いや、いいんです、いいんですけど。個人の自由なんですけど。

今回のように「前の方とは、なるべく詰めてご覧ください!」と、2分に1回は係りの方から呼びかけられる展示だと厳しいなぁ、と。

(あ、待って!いかないで!!!もう少し、ゆっくり!!!)と心の中で呼びかける始末。でも、所詮心の声は届かず。まぁ、届いても怖いけど。泣く泣く、チラ見程度で進むしかないこともありました。

足並みそろえて、牛歩戦術でいきましょうよーーーーー!!と、誰にも届かない叫び。

さて、鳥獣戯画も見終ったし他の展示を・・・と思ったら。そうなんですよねぇ、平成館ってすごい展示品が多いんですよね。

鳥獣戯画で体力の7割を使ってしまった私は、申し訳ないけれど、すべての展示を丁寧に見ることはできませんでした。

鳥獣戯画の次に楽しみにしていたのが、この子犬。

明恵上人が側に置いて可愛がっていた子犬とか。ビクターの犬ほどではないけれど、やや首をかしげたポーズ。シッポは地面ではなく、ちょいと上がっている姿も可愛らしいのです。

1階に撮影コーナーがあり、そこに子犬のレプリカが。

どの写真も、シッポの可愛さを説明できないものばかり。無念。それにしても、この子も十分可愛い!!会期終了したら、この子を引き取りたいです!!!どうしたらいいんだろう、会場の人に相談すればいいですか??

売店にもレプリカ売っていたんですが、お値段が。

あ、1,500円の高さ4センチぐらいのミニレプリカもあったんですけどねぇ。絵はがきだけ購入してきました。

グッズに関しては次に書くとして展示品について最後に1つ。

《国宝》明恵上人像(みょうえしょうにんぞう) (樹上坐禅像(じゅじょうざぜんぞう))

この絵の中に、栗鼠がいます、と。

この栗鼠を探すので、皆さん盛り上がってました。皆さん、というか、グループで来てる方々が特に盛り上がって「私、分かったわ!」「え?どこどこ??」「つーーーって伸びてる樹の4番目の枝の」「えーーー、あ!!」「いやだぁ、私だけわかんないわぁ」ってな感じで。

で、私も一生懸命探したんですけど会場では見つけられず。

帰宅してから、もしかして栗鼠??というところにマークしてみました。どなたか正解を知っていたら、教えてくださいませ。

金曜日は夜8時まで開催というけれど、仕事場から都内へでるまでに時間がかかるのでせっかく行っても並んでいるうちにタイムアウトになりそうな気もするし、、、と早くもまた鳥獣戯画に会いたくなっているのでありました。