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ボストン美術館の至宝展 Ⅰ 異国を旅したボストニアンたち

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

現在、東京都美術館で開催中の《ボストン美術館の至宝展》。

 

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ボストン美術館の至宝が80点展示されるという贅沢な展覧会。

 

私が気になった作品や、感想など書いていきたいと思います。

 

 

1876年に開館し、国や州の財政的援助を受けずに今や収蔵品50万点以上。

すべてを展示するわけにはいかないだろうし、未だに展示されたことのない作品とかも

ありそう??

もし収蔵庫に入れたら迷子になりそうな気もする。いや、どんな収蔵庫なのかは

分からないのに。そんな気がする。

 

 

Ⅰ 異国を旅したボストニアンたち 

 

1.古代エジプト美術

 

公式ホームページによる1章の見どころでは下記の作品の写真が見られます。

メンカウラー王頭部

ツタンカーメン王頭部

・縛られたオリックス形の壺

・センカアマニスケンの彫像

 

ボストン美術館ハーバード大学と協力し、40年にわたってエジプトと北スーダン

23箇所の遺跡で発掘調査を行ってきたそうで。

4万点を超える古代エジプト美術コレクションの核となっているそうです。

 

なお、記事上の写真はボストン美術館のホームページよりダウンロードしたものを

使っております。

 

 ・墓のレリーフの断片 供物の行列をみる墓主ケネブ

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 再生を象徴する睡蓮の花が刻まれていました。

 

 

・ハトシェプスト女王小像断片

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 即位後は男性の姿で表されるそうなので、展示されていたのは女性の姿だったので

 まだ即位前ということでいいのかしら。

 

 

ツタンカーメン王頭部

 

 

 

展示室の説明に、ピアスホールのあいた耳はアマルナ時代の表現の特徴、と。

ただ、私にはピアスホールが分からず、うぐ。

そういうとき、一人で行くと誰にも確認できなくて辛いというか。

いっそのこと、隣の方に話しかけようかとも思うんですが、皆さん音声ガイドとか

聞いていらしゃったりして、うん。

 

 

・縛られたオリックス形の壺

 

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縛られた動物の形の容器は自然の力を征服して支配することを象徴。

化粧用の容器にしばしば用いられた

 

 け、化粧用なのか。化粧するときは、もっとこうなんか美しさを象徴するような

 モチーフなのかと。いままでアラバスター製のシンプルなものしか見たことが

 なかったので斬新でした。

 

 角にも細かく模様が刻まれていました。

 それにしても、この壺はどこが口なのかしら???

  壊れてしまっているオリックスの口の部分だった?????とすると、横置きでは

 中身が漏れてしまうのでは??はてさて。

 

 ボストン美術館のホームページでは、色んな角度からの写真が掲載されているので

 興味のある方は、こちらをご覧くださいませ

   

 

・棺台の脚

 

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 埋葬用の棺台の一部。湿地を象徴するパピルスや、ガチョウが。

 ガチョウはクシュ王国で最も崇められていたアメン神を象徴するとか。

 エジプトは動物がレリーフなどにも色々登場するイメージが。

 ガチョウには胸のところや尻尾まで細かく模様が入っていました。

 こちらもボストン美術館のホームページに様々な角度の写真がありますので、

 こちらへ。

 

 

・メロン形ビーズの装飾品

 

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 カボチャにも見える!とメモに書いてあります。

 ぷっくりとした形が可愛らしいビーズでした。

 

 

・センカアマニスケンの彫像

 

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冠、腰布、サンダルそしてざっくりと表された装身具類は、もともとは

金箔でおおわれていた。

 

 石に金箔で装飾するんですね!なんだか意外というか、石にどうやって金箔を

 貼ったんだろうか??と彫像を眺めながら思っておりました。

 

 

2.中国美術

 

公式ホームページによる2章の見どころは下記の作品の写真が見られます。 

徽宗『五色鸚鵡図巻』

・陳容『九龍図巻(部分)』

 

徽宗『五色鸚鵡図巻』

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 写真は作品の一部分です。全体は、これまたボストン美術館ホームページへ。

 

 徽宗の作品が見られた!!と一人興奮。

 

 町で猫を見かけた竹内栖鳳が「徽宗の描いた猫みたいだ」といって、その猫を

 モデルに『斑猫』という作品を描いたそうですが。

 その徽宗かー!(説明が長い)

 

 杏樹にとまるオウムの図で、近年ズグロゴシキインコと特定されたそうです。

 Wikipediaで検索してみたら、かなりカラフルなオウムでした。びっくり。

 この絵は南部から珍しいオウムが献上されたのを記念して制作されたそうで。

 オウムも可愛いんですが、木の表現が個人的には好きでした。

 

 

・馬遠『柳岸遠山図』

 

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 モチーフを前景の一角に寄せて余白をつくる構図は『馬の一角』と呼ばれる

 馬遠の典型的な手法だそうです。

 こちらの作品と、夏珪『風雨舟行図』は岡倉天心没後に甥によって収集が

 進められた、と。

 

 

・周季常『施財貧者図』、『観舎利光図』(どちらも五百羅漢図のうち)

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 この2作品の収蔵がボストン美術館にとって中国美術収集の端緒だそうで。

 

 1894年にボストン美術館にて京都・大徳寺の五百羅漢図44幅の展覧会が

 開催された、と。

 のちに12幅を寺が売却し、うち10幅をボストン美術館が、残る2幅を現在

 フリーア美術館が所蔵しているそうです。

 

  

 検索していたら、大徳寺伝来五百羅漢図という本があったので、どれどれ手頃な

 値段だったら購入を、なんて思っていましたが。

 とんでもない、税込54,000円という私のような素人が気楽に入手できる

 金額ではありませんでした。一度、現物を見てみたい、触ってみたい。

 

 『観舎利光図』の右上にコウモリの羽を持った悪魔?みたいなのがいたのが印象的

 でした。ボストン美術館ホームページで拡大してみてください。

 

 

・陳容『九龍図巻』 

  

 

 陳容は酩酊して精神が高揚した状態で本図を描き、神のごときその出来栄えを

 賛嘆しているとか。

 酔っ払って、ここまで描けるって……約10メートルあるのに、どれだけ飲んで

 どれだけの時間描いてたのか、飲みつつ描いていたのか、などと作品とは関係ない

 ことを思いつつ。

 

 どんな龍の姿を描いているかというと

 ・奥深い峡谷から姿を表す

 ・風を巻き起こしながら飛翔

 ・断崖を掴み身体をこすりつける

 ・荒れ狂う波濤と雲烟のなか玉を掴み左方をにら

 ・黒雲のなか老年の龍が右方の若い龍に教えを授ける

 

 

  左側の白い髭の龍が老年の龍だそうです。

 

 ・誰も通り抜けたことのない禹門の大波に挑む

 ・灰色の髭、赤みを帯びた◯(自分のメモが解読できず)、火が焼けるような

  尾を持つ龍が飛翔する

 ・岩場に悠然と身体を休める

 

あまり使わない漢字だけれど、調べたら分かるさ、と省略してメモってきたら

まんまと自分の字が解読できませんでした。

また万が一解読できたら追記します。しょんぼり。

 

龍も、岩も、波も、雲もすべてが圧巻でした。3回ぐらい列に並んで見ましたが

足りないぐらい。

大判絵はがきがあったので(すべての龍の絵はがきがあったかどうかは確認して

きませんでしたが)それを見ながら楽しんでおります。

ボストン美術館ホームページでも、お楽しみください。

 

長くなりましたので、続きはまた次回。

 

 ↓ 続きを書きました。

usakameartsandcinemas.hatenablog.com