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ミラクルエッシャー展で②

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淡々と、ミラクルエッシャー展で購入した絵はがきについて書こうと思ったのですが。
いざ書き始めると面白かったことが色々思いだされて止まらなくなりました。

今回は第7章から。

第1章~第6章までは、こちらに書きました。

本当は、もっともっと書きたかったけれどこれでも省略しつつ書いております。

さて。

第7章のテーマは反射。

ここも好きだったなぁ。

しかも、展示室の一番奥の壁に鏡貼ってあるんですよ。びっくり。
最初、まったく気づいて無くて。
ずいぶん、奥まで作品あるんだな、なんて思ってて。
よく似た感じの人がいるな、って自分だったみたいな。

反射だから!テーマが反射だからか!!って一人興奮してました。

(え?いつも鏡が貼ってあるわけじゃないですよね??久しぶりに上野の森美術館へ行ったものですから、急に心配になってきました)

しかも、いきなり奥から係の人が出てきたもんですからもっとビックリ。
休憩室みたいのがあるのか、その鏡張りの壁付近に出入り口があるんですよね。

ま、それはさておき。

どれもこれも好きな作品ばかりでした。

↑ここに掲載されているものより、ずっと明るい感じに見えました。

なぜこうも複雑なものを描こうとするのか。

そして球面鏡(私は勝手に瓶かと思ったのですが)の口みたいな部分がそこにあるかのような存在感と透明感。

そして、こちらも大好きです。

『三つの球体Ⅱ』
ずっと独り占めして見てたかったです。1分ぐらいは独り占めできましたが。

『水たまり』

水たまりに映った木々の部分は、別の作品で使ったものを再利用している、と。

こちらの作品に似ている感じがします。

あ、作品番号97の『カルヴィ、コルシカ島のための習作』がその作品の習作!

つまり。

作品番号97の習作で見られる木の部分が作品になり、『水たまり』の木の部分に再利用された、ってことで。

第8章のテーマは錯視。

そして、こちらは『爬虫類』。

爬虫類、やや苦手なんですが。

エッシャーのトカゲは好きかもしれません。
この子は、ちょっとワニっぽいような。

絵から抜け出してくるとこ、坂道をしがみつくように必死に登るとこ、頂上について雄叫びならぬ鼻息荒くなってるとこ、そしてまた絵の中へ入っていくところ。

何度ぐるぐる見ても飽きなくて。不思議だけど、なぜか納得してしまうという。

展示にはなかったのですが、思わず買ってしまいました。

モノクロで、構図が少~し似ている作品『分割』は展示されていました。

お次は『マジック・ミラー』

これも面白くって、ずっと見てました。

そして、今まで画集などで見てきた作品がオンパレード。

『描く手』

溜息しかでませんでした。思っていたよりも手がリアルで。
本当に紙から手が出て絵を描いてそうで。

いやはや、いやはや。
やはり実物を見に行って良かったなぁ、と。

図録にはブックバンドがついてくるのですが、4種類から選べるということで。
紺×赤にしてみました。

表紙を開いてみてビックリ。

もう壊してしまったのかと。

これはページが180度開くように製本されているそうです。

図録の最後の方に載っているエッシャーの年譜を読みながら、また色々と彼の人生に思いを馳せたのでした。

あとはA4クリアファイルを2種類購入。

『メタモルフォーゼⅡ』の図柄。

こちらは『空と水』の図柄が使われています。

2018年も面白い展覧会が多いなぁ。しみじみ。

エッシャーは全部で448点の作品を生み出した、とのこと。
今回の展示で34%ぐらい見ることができた訳ですが。
そうですか、まだまだすごい量の作品があるんですねぇ。

尽きぬ発想と制作意欲に、ただただ驚くばかりでした。

9月8日から始まる『世界を変えた書物展』も面白そうだなぁ。