来週11日(日)まで、東京都・府中市にある府中市美術館で開催されている《ノーマン・ロックウェル オールディーズ、その愛しき素顔たち展》。
先週行って参りました。
ノーマン・ロックウェルは、アメリカで最もよく売れた雑誌「サタデー・イブニング・ポスト」の表紙を、47年間もの間、毎週のように描き続け、大変な人気とともに「アメリカに愛された国民的イラストレーター」と評されています。
〜府中市美術館のホームページより~
クリスマス時期に伊勢丹の紙袋や、店頭の飾りにロックウェルの絵が使われていたこともあるので、名前は知らなくても絵を見て思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
”メリークリスマス、おばあちゃん”という絵も使われていたかと。
伊勢丹・新宿店でロックウェル展が開催されたときも見に行きまして。
はて……それって何年前??
と思って図録を探したら。
【東京展 1992年2月20日~3月31日】って!!
そうかぁ…しみじみ……
ま、それはさておき。
そのときに見た絵の中で、一番記憶に残っていたのが「シャフルトン旦那の理髪店」。
(伊勢丹で開催されたときの図録だと「シャッフルトンの理髪店」というタイトルですが)
まるで床屋の中の光景を自分がショーウィンドウ越しに覗き込んでいるような、そんな錯覚に陥りそうなぐらい精密に描かれています。
ロックウェルの絵は、多くがポストカードにもなっていますが。
実物の持つ透明感、精密さはやはり再現できていないことが多いように思います。
お好きな方は、是非是非実物を~!!!
今回、出展されていた「シャフルトン旦那の理髪店」には”25/200”という数字が余白に書き込まれていました。
私が18年前に見た「シャフルトン旦那の理髪店」と同じ品かどうかは分かりませんが。
また、人生の中でいつか”25/200”の「シャフルトン旦那の理髪店」 に出会えますように……
そんなことを、しみじみ思った展覧会でした。
いつかアメリカのノーマン・ロックウェル美術館 に行ってみたい。
そして、最後にミュージアムショップで購入したのがこちらの本。
ペン画なので、モノクロなのですが。
もう実に登場人物が生き生きとしていて動き出すんじゃないか!!と。
見ていると、じんわり幸せになる本です。
いやいや、本当に。お薦めです。
府中市美術館で展示された作品は1つも掲載されていないけど。
ほほほ
https://usakameart.syuzyu.com/entry/2016/05/02/231500