国立新美術館でオルセー美術館展を見たあと、9/28までサントリー美術館で開催中の『耀きの静と動 ボヘミアン・グラス』展に行ってきました。
なぜだか昔からガラスものが好きなので、是非見たいと思いまして。
プラハ国立美術工芸博物館所蔵の170品。
ガラスって、こんなことも出来るの?え、あんなことも?という驚き。
ところで、クリスタルガラスって、、、?と思っていましたら日本硝子製品工業会によるクリスタルガラスの定義が、こちらに。
説明文に技法の名前は書いてあるものの、はて一体どう作っているのか??と思い、調べてみました。
エングレーヴィング技法については、カガミクリスタルさんのホームページに写真入りで説明がありました。
HARIOさんのホームページ、特にガラスの成形方法についてが分かりやすかったです。
琉球ガラスの基本的な工程は、琉球ガラス村さんのホームページに。
道具のページには、新聞紙を使う、と。そういえば、以前にテレビで見たのですがイタリアでベネチアングラスを作るのに日本の新聞紙を使っている人がいると紹介されていました。
どうも日本の新聞はインキの質がよいから、とかいう理由だったような。近かったら送って差し上げたいぐらい。
1つ思い出せないのが、ガラスとガラスの間に金箔を入れる技法の名前。なんだっけなー、黄金サンドイッチ技法じゃなくて。
サントリーのホームページに答えがありました。
ゴールドサンドイッチ技法か!!惜しい。
ところで、なぜボヘミア地方でガラス作りが盛んになったのか?
ボヘミア地方でガラス作りが盛んになったのは、14-15世紀ごろから。カレルⅠ世がボヘミア王に即位し、神聖ローマ帝国の皇帝となり、帝都プラハを整備したからなのです。プラハ城内の大聖堂、プラハ大学、カレル橋などは当時創設あるいは再建され、「黄金のプラハ」を作り上げていったのでした。
— サントリー美術館 (@sun_SMA) September 10, 2014
ボヘミア地方で、ガラス製造が盛んになったのは、ガラスの主成分の珪砂(砂の主成分)が豊富なうえ、溶かすための燃料となる森林に覆われていたから。さらに木灰から、ガラスを溶かしやすくするカリウムも精製して加えたことで、透明度の高いガラスができたのです。まさに一石二鳥、エコですね。
— サントリー美術館 (@sun_SMA) August 22, 2014
ガラスの作品はそのものの美しさももちろんですが、光とのコラボレーションもまた見どころ。器やオブジェに施されたカットやレースグラス、また深い色合いなどが映り込んで、それはまた違った味わいを楽しめます。サントリー美術館では、照明を駆使して、もう一つの美をお届けしています。
— サントリー美術館 (@sun_SMA) September 8, 2014
なるほど、計算されていたのですね。
ガラスが展示台に綺麗な影を落としていて、しばし見とれていた作品がありました。
サントリー美術館のショップでは絵はがきと、A5のクリアファイルを購入。
このクリアファイルはブルーの作品ばかり集めたバージョンで。もう1つ赤い色の作品ばかり集めたバージョンもありました。あぁ、対で買ってくれば良かったなぁ。
サントリー美術館のショップで売られているものって洒落たものが多くて私は好きなんですよねぇ(謎の告白)。
そして何故かガラスビーズを購入してしまいました。
はて一体どこに使うつもりなのか。